4/11(日)「スコーレ・マスターズ研修 オンライン学習会」を開催、今回の参加者は32名、スコーレ協会から小川常務理事を講師にお招きしました。新年度の第1回目は、生き方の基本の中から「人を卑しんではいけない、裁いてはいけない」のテーマです。

先ず、生き方の基本では、論語と?聖書を対話させながら、東洋と西洋の思想の共通点を見出し、これを基にスコーレの生き方、美学を語っていく、これが一番大事な点であることと教わりました。

人間としての尊厳性は、相手に対する礼であり、マナーである。人を尊んで生きる基本はマナー、礼であると教わりました。礼に違(たが)うことは、「見るな、聴くな、言うな、行うな」であり、これは人間として尊厳を損なうことであり、人を卑しめ自らを貶める行為だということ。「礼に違うことはするな」との孔子の言葉の重みを感じました。
一方、イエス・キリストの人を裁くなは、「人を尊べ」ということ。人間は、善悪美醜が混沌と内在している。ですから、醜いところとより美しいところを見ること、相手の短所より長所を見ることと解釈でき、そうすることで双方の人間性が高められると教わりました。このことから私は、自分のアンテナを高く、そして感性を高めながら、お互いに人間性を尊重できれば、これが人を尊ぶ最高の教養になると思いました。

最後に、孔子の「礼に違うな」、イエスの「人を尊べ」というのは、「人間の尊厳を冒すな」という一点においては共通点であり符合するということでした。まさに、両者の教えは、スコーレの生き方、美学を学ぶ上で重要なポイントだと理解できました。 (執筆担当:富永一史)

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