7月11日(日)、令和3年度第5回となります「マスターズ研修オンライン学習会」を開催しました。参加者は32名、スコーレ協会から小川常務を講師にお招きしました。
 今回のテーマは、生き方の基本の中から「他を活かし、自分を活かす」です。ポイントは2つありました。
 一つ目は、だれかに親切にし相手の喜びにふれるとき脳に快感覚をもたらす「マザー・テレサ効果」です。脳への刺激物 “エンドルフィン”の話ではとても楽しい時間を共有しました。
 二つ目は、“あなたのために何かお役にたてることはありませんか?”、「メイ・アイ・ヘルプ・ユー」の生き方をしなさい、とうことでした。
 そしてマズローの欲求5段階の説明では、“自己超越欲求”という「自分のためだけではなく他を豊かにしたい6段階目の欲求」の存在があることに、今回のテーマとの関連性を強く感じました。
 さらにスコーレの学習では、かく生きてこその“学びの3段階”に、
  第1段階:自分のための学び
  第2段階:自分と他者の学び
  第3段階:他者のための学び
とあります。
 永池会長は「自分のための学びから、自分と他者との学びを深め、他者のための学びに踏み込んでこそ本当の優れた生き方が体得できる」と仰っています。つまり私たちは、第1、第2ステップの学びから、この第3ステップの学び“他者のための学びに入る”ことで、自らを螺旋階段のようにゆっくりと上に、そして深く成長させていくことに繋がると教わりました。
 スコーレ協会では、誰かのために役立つ行為に、収集ボランティア、ユニセフハンド・イン・ハンドがあります。自分で得た収入を自分のためだけでなく一部でも誰かのために役立てる行為、それはお金だけでなく、仕事、家庭、地域を通じて、少しでも他者のために、働きかけていくことの大切さを改めて感じました。
 “一日24時間の中で、自分のために使う時間の比率を、他者のために心を通わせる生き方をしている人”、私たちは、そのような美しい生き方を心がけ行動するところに、人の生き方の目指すべき方向があるのではないでしょうか。

(執筆担当:富永一史)

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