永池会長  「米欧亜回覧の会」例会でパネラーに

 スコーレ協会理事、泉三郎氏が代表を務めるNPO法人「米欧亜回覧の会」は定期的に例会を開催しています。去る5月8日(日)、東京六本木の国際文化会館にて「3.11の大災害から如何にして日本の再生をはかるか?」と題したパネルディスカッションを開催。永池会長は「教育や家庭の立場から日本の再生について提言してもらいたい」との泉代表からの強い要請があり、パネラーを引き受けました。石坂芳男氏[トヨタ自動車顧問]、塚本弘氏[日欧産業協力センター事務局長]の計3名がパネラーとなり、それぞれの立場から提言を発表、参加者との質疑応答が続きました。今回は、一般の方々にも呼びかけたため、マスターズ役員から7名が参加し、外部講座での永池会長の主張を拝聴しました。
 会長は、日本再生にあたり、この震災を“わが国が味わう二度目の挫折”、すなわち、昭和の敗戦を第一、バブル崩壊後を第二の挫折と捉え、今回の震災はその第二の挫折の終わりであり、家庭と教育の機軸が存在しないいわゆる「日本型個人主義」に対し痛烈な打撃を加えたものであると、見做しました。これを第三の近代化のチャンスと主張し、日本の未来を先取りする東北社会を設計し復興を推進するための具体策を提言しました。
 同会の例会は、いつも各界で活躍された錚錚たる論客が揃い、活発な意見が交わされます。今回も、熱心な討議が続き、永池会長の提言に対する質問も数多くあり、想定外ならぬ想定どおり30分の延長となりました。

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