マスターズ研修紹介

首都圏では毎月、マスターズ研修として心身開発コース、人生コースの2つのコースを設けて実施しております。研修に参加してみようかと考えておられる方のために、内容について紹介したいと思います。
「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と言われます。マスターズ研修の2つのコースはこの健康な身体、健全な精神を維持することを目的としているともいえます。
心身開発コースは、リラクゼーション禅、ボイス、朗読の3つのメニューからできています。座禅はこころを落ち着かせるために有効とされる脳波のα波を発生させます。禅寺で行われている座禅は修行として実施されるために、時として苦痛を伴うことがあると聞いておりますが、マスターズでは禅を通じて穏やかな落ち着いたこころを得ることを目的としているため、そのような恐怖感はありません。それで名称もリラクゼーション禅としています。座蒲(ざふ)のうえにお尻を乗せ、足を組み、背筋をピンと伸ばして調身、調息、調心の手順に従い、30分の瞑想に入ります。最初に両肩に2発の警策(けいさく)を受け、途中眠気を生じたりしたときは、合掌して再度警策を受けます。修行道場では少しでも動くと雲水が飛んできて、警策を打たれると聞きますが、リラクゼーション禅では希望して警策を打たれます。調息ではへそ下3cmの丹田に意識を集中し、極力ゆっくりと息を吐くように指導されます。これ以上吐ききれないというところまで息を吐いたところで、丹田の力を抜くとすっと息が入ってきます。これが腹式呼吸です。30分の瞑想後、車座になり感想、感じたことなどを語り合います。瞑想に入る前の揺振(ようしん)念入りにやることもあり、全部で約1時間要します。

このあと、ボイスのトレーニングに入ります。これも腹式呼吸をマスターするのが、目的です。発声の前の準備運動を兼ねた体の矯正体操後、実際の発声を行いなす。矯正体操は体の骨盤のゆがみをチェック、修正することをメインに、筋肉のストレッチを組み合わせて、約30分行い、そのあと実際に声を出すボイスに移ります。ボイスではできるだけ大きな声で、息の続く限り発声するよう指導されます。これにより、説得力のある声の獲得、腹式呼吸がマスターできると言われています。ボイスの最後は一息で番号を1から10まで発声し、そこで息継ぎをし、また1から10まで発声する持久力のトレーニングを5分~10分繰り返します。これが全体の中でも一番きついメニューですが、これをやると汗もかきますが体もすっきりします。

ボイスのあとは、発声の応用練習ともいえる、朗読です。これは「さいたまゴールドシアター」のメンバーでもある、北澤さんが指導してくださるもので、永池会長ご著書の「人生の難問を解決する魔法の言葉」を教材に朗読を通じて発声のしかたを学びます。最近は、宮沢賢治の「雨にもマケズ」、室生犀星(むろうさいせい)の「ふるさとは遠きにありて思ふもの、・・・」という詩を練習しています。
心身開発コースは以上のようなメニューで構成されていますが、これを受講したあとは気持ちがさわやかになると同時に、気力が充実するのを感じます。また、心身開発コースは、研修後、希望者による昼食懇談会(お弁当代500円)も行っています。
もう一方の人生学コースは、こころを育てるためのものです。これは座学方式で、会員あるいは講師養成講座メンバーによる、実践体験をもとにした事例発表、これが第1部で、3名の方が話されます。10分間の休憩をはさんで、第2部は永池会長のご講話、あるいは小川本部長の講義と、全体の質疑応答となります。人生学コースの内容は マスターズHPでも聞けるようになっていますので、遠方で参加できない方、都合により出席できなかったときはこれをお聞きください。

マスターズ研修は、以前は人生学コース、心身開発コース各5千円、ダブルで受講すると7千円ということで募集しておりましたが、これらはこころとからだのトレーニングで車の両輪のようなものです。時間の都合のつくときはぜひ両方受講してほしいということで、H23年度上期から半期一律3千円ということで受講料の引き下げを行い、また両コースの枠を取り去りました。半期3千円の受講料で、両コース自由に参加できますので、ぜひご参加ください。下期は10月から始まり、心身開発コースは10/2、人生学コースは10/16開講となります。詳しくはマスターズのHPやブログ(この下の記事)をご覧ください。

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