11月12日マスターズ研修(シニアコース)

11月12日 18年度下期 第二回目のシニアコースが開催されました。
 この下期より「シニア研修コース」の講師は、「講師養成講座」の受講者が交代で担当します。テキストを定めず、資料は各講師が作成します。今月11月担当講師は山下勝也氏です。
 第一部 人生学講座
 テーマ「少年犯罪白書から見た家庭問題」
 講師 山下相談役
第二部 心身開発トレーニング(リラクゼーション禅
 講師 山下相談役

「平成17年度犯罪白書」から
 ~特集:「少年非行」 その質的分析

・人の痛みに対する共感性を育てる処遇
 加害者である少年が事件を悔い,反省し,償うためには,人の痛みに対する共感性を育てる処遇を強化する必要がある。
・集団場面の活用
  大人が一方通行的に少年を指導するのではなく,少年同士が共通の目標に向け,集団的に行動する中で,互いに価値観,感情をぶつけ合いながら,切磋琢磨し,成長していくことが重視される。
・保護者の自発的対応を促す働き掛け
 「子供の行動に対する責任感がない」,「子供の言いなりになっている」,「子供の行動に無関心である」と指摘する回答の比率が高く,指導力に問題のある非行少年の保護者が「増えた」と認識している少年院教官が80%を超えていた。
 非行少年の父親と母親との間にも多くの点で認識に相違が認められた。父親の方が子育てに対する関心の乏しさが問題であったと認識している比率が高かったのに対し,母親の方は,夫婦間の意見の不一致,過干渉が問題であったと認識している比率が高かった。両親教育の第一歩は、父母の認識の違いを確認することから始まるべきである。
会長講話(音声のみ)はこちら(約7M 再生ボタンが開くまでしばらくお待ちください))
映像付はこちら(約14M 再生ボタンが開くまでしばらくお待ちください)
*聴講には パスワードが必要です。メールニュースをご覧ください。*
参考資料
 ・法務省「平成17年版 犯罪白書のあらまし」
 平成17年版犯罪白書 全文は、去る11月8日に公表されたようですが、12日現在法務省ホームページには17年度版はまだ掲示されていませんでした。
 →(12月1日更新)
法務省ホームページに掲示されていました。ご参考まで
平成17年版犯罪白書 
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください