2月4日 平成18年度下期2月度のマスターズ研修・ミドルコースが開催されました。
第一部 人生学講座 テキスト「生き方の基本」
第3章 「愛に生きる」
第15節 「心の富を蓄える」
第16節「心が敬虔であれば人生は晴れる」
講師 小俣富雄氏
本日の学習箇所は、『生き方の基本』の「心の富を蓄える」(98ページ)と、「心が敬虔であれば人生は晴れる」(103ページ)です。
学習のポイントを、以下に記載しました。ノートとしてご活用ください。
1.学習のポイント
◇心の富を蓄える
・「徳」というのは、いろいろな意味を含んだ、きわめて内容の深い言葉です。
国語辞典によると、「正義を心に得て外にあらわれること、心が正しく行いが善であること、道徳的にすぐれた能力、正義、人を心服させる能力」などの意味があります。いわば、良質に凝縮された「人格的結晶」とでもいうものです。(P99)
・愛とは、「生かす働き」である(P101)
・隣人を愛するということは、「隣人を活かすつき合い方をしなさい」と解釈することができます。(P102)
・相手を活かすことで自分も活きる(P102)
・現代の多くの日本人が忘れ去っている「徳」の概念は、まさに人を「生かす働き」の人格的結晶として、私たちの人生のもっと重要な位置を占めるべきではないでしょうか(P102)
◇心が敬虔であれば人生は晴れる
・「聖書」には、ときどき意味のよくつかめない言葉が出てきます。私も最初は、心の貧しい人々がなぜ幸福なのか、なぜ天国に生きられるのか、疑問に思いました。しかし、「心の貧しい人々とは、自分の心の貧しさを知る人々なのだ」と理解したとき、この疑問が氷解したのです。(P104)
・天国はこの世にある(P104)
・人が美しくあろうと心がけ、健気にその気持ちをもちつづけたとき、美しい果実があたえられる(P107)
2.心の富の蓄積心の富を蓄積する
(そのためには)
↓
平凡な日常世界での学びの集積しかない(平凡は非凡に転ずる)
(そのためには)
↓
心の栄養を取る必要がある
(そのためには)
↓
人生の原理原則を自らの体験を通じて学び、あらゆる場面での道徳的・情動的な判断の基になる”見識”を養う(←スコーレマスターズ)3.スコーレの「学びの3段階」
?第一段階 自分のための学び
?第二段階 自分と他者との学び(必然的に他者との学びに踏み込まざるを得ない)
~親のお陰・妻に支えられている・子供を育てる
~自分が変わりたくないと思っている限り、相手も同じように思っている
?第三段階 他者のための学び(無心のギブがある)
~自分が変わり、自分が動くことが「人を動かす大原則」
~感謝されたり喜ばれるのは何事にも換えがたい幸福感を覚える
*今週は会長講話はありません。