9月9日 マスターズ研修(シニアコース)

9月9日 平成19年度 上期最後のマスターズ研修・シニアコースが開催されました。

「シニア研修コース」の講師は、「講師養成講座」の受講者が交代で担当します。テキストを定めず、資料は各講師が作成します。本日の担当講師は金井繁氏です。
テーマ「江戸市井に学ぶ行き方」
1)データが語る江戸時代の庶民のくらし
■江戸時代の人間像
 ・身長、平均寿命、結婚年令、出生救
  <比較>ロンドン庶民のくらし
■江戸時代の人口
 ・江戸は世界-の都市
・主要都市の人口
■ 江戸時代の庶民(町人・農民)
 ?家計は?  ⇒大工、農民、旗本を比較する
 ?食生活は? ⇒食事のかたちと内容
 ?日常生活は?⇒生活のしくみ
 ?教育は?  ⇒どんな教育を受けたか

2〉江戸時代の特徴
?江戸時代は265年間平和だった.
?鎖国政策をとったが、和蘭、中国を経由して世界情勢を知っていた。
?参勤交代は、経済効果と江戸文化の地方伝播の役割を果たした。
?年貢米依存の幕藩体制は米商人の貨幣経済へ組み込まれていった.
?江戸の大消費地と京大坂の集積機能が、全国の生産流通組織をつくった.
?町人の富が増大する江戸中期からは町人文化が栄え、成熟した.
?幕藩体制は、間接統治だった。 庶民にとって息苦しい時代でもなかった.
3)江戸時代から学ぶこと

4)幕末にきた外国人が語る日本人(庶民像)
 ○《江戸時代》の風景 解説 永池会長
 ~西欧文明と比較して鋭い観察眼で日本と日本人を語っている-
 ○ニコライ(ロシア正教 司教)
 ○ シュリーマン(ドイツ 遺跡発掘)
講師所蔵の古銭も持参していただきました。江戸の空気を感じた一日でした。

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