3月9日(シニアコース)


本日のマスターズ研修シニアコースの講師は、三橋克興氏です。
テーマ:『生き方の美学の輪を拡げよう』
 今日の家庭崩壊や教育の低下により、人間の根源的な道徳規範が失われ、人々は手探りで闇夜の中を進むが如く、危機感を強く致します。
 現状を踏まえ、「仕事、家庭、社会」の鼎(かなえ)に立って、父親としてどう生きていくか、二つにテーマに絞り以下説明を致します。
    
l『自分の行動に責任を持て』:父親の言葉
?「やって良いこととやってはいけない事」の判断できる人間になれ
* 思春期に於ける最低限度のルール、モラルの徹底。

「人には自分がしてほしいことをなす」:それは恕というべきか。自分が欲しないことを他人にしないことだ。<生き方の基本:P10>

「釈尊の言葉」:いついかなることも、わが身に引き当てて、いやだということはしてはならない、させてもならない。<生き方の基本:P12>

? 本当の意味での「美徳」を忘れてはないか。
* 貧しさの中の心の豊かさ。
* 19歳少年の一家4人殺害事件。
? 「知・情・意」のバランスの必要性
* 「泥水に潜りて清き蓮の花」

「美学なきところに明日はない」 
豊かな社会に生きる親にとって、貧しさの戦いの中に生まれた美学は持ち得ません。実はそれを超えた生き方の美学が必要なのであり、それがどれだけのレベルか否かによって、子供に与える影響はずいぶんと違ってくるのです。経済的な豊かさの中に、人生の美学を埋没させてしまった親の場合、子供は人間や人生に対する何の感動も持てない、貧しい魂を持って不幸な人生のスタートを切ることになります。 <魂へのおもいやり:P238>

2 :『若いときの試練は人間の器を大きく』
? 「社会にでたら自主独立の道を歩むことだ」:父の言葉
*我家の倒産から立ちあがる。

人は過酷な20代、残酷な30代をくぐりぬけてこそ、充実の40代、成熟の50代に達する。    <こころの添木:P69>

*苦とのつき合い方が人生の明暗を分ける。

「現実と対話する能力とは」
危機管理能力をどれだけ持っているか否かは、かくも人生の明暗を分つものだと言えます。しかしこうした事柄は、本を読むだけでは身に備わる知恵ではありません。長い年月にわたって頻々な負の要因と真正面からしっかり付き合う体験の、その積み重ねの上に修得されていくものです。<かく生きてこそ:Pl17~118>

*今日一日を懸命に生きる。

人は一瞬一瞬の生を十全(精一杯)に生きることが、人間としての本来の姿だということでしょう。  <生き方の基本:P202>

会長講話は編集でき次第アップいたします。
→アップしました。こちら(2008.3.21)

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