4月1日 平成19年度 上期 第一回目のマスターズ研修・ミドルコースが開催されました。
第一部 人生学講座 テキスト「生き方の基本」
第3章 「愛に生きる」
第20節 「自らの生き方を愛によって深める」
第21節 「自らの根である親を大切に」
講師 小俣富雄氏
本日の学習箇所は、『生き方の基本』の「自らの生き方を愛によって深める」(119ページ)と、「自らの根である親を大切に」(125ページ)です。
学習のポイントを、以下に記載しました。ノートとしてご活用ください。
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[20] 自らの生き方を愛によって深める
・もともと儒学は、孔子の古代理想政治への憧憬から生まれたものです。
そこに至る実践的な指導者の道として、孔子の教えは説かれている
・神の愛と掟は、コインの表と裏の関係だということです。そこに私たちは、信仰の本質を知ることができます。イエスにおける本来の信仰というのは、実践を内にもつものだといえます。
掟とは、神の愛を実践することなのです。
●愛は、人や事物に対して、肯定的に接する感性の営みをもつものです。そこから生まれる智恵の輝きこそ、洋の東西を超えた人間の理想を告げるものではないでしょうか。
[21]自らの根である親を大切に
・イエスの世界は個々人の紳への愛がベースにあり、そのうえに親を敬う生き方をといているのに対し、孔子は、親を思う子どもの自然な心情をベースに、さらに周りへ、そうした心の輪を広げるように説いています。そこに欧米の個人主義の土壌と、アジアの家族主義の土壊との違いを認めることができます。
しかし、この場合、そのことは大きな問題ではないでしょう。個人主義であれ家族主義であれ、親と子を結ぶ道徳律が数千年も前から説かれていたことのほうが大事なのですから。
●人間性の大事な要素として、人の喜びを自分の喜びとし、人の悲しみを自分の悲しみとする基本感情があります。
↓ (形成過程)
人生のパートナーである夫婦の関係が、それらの出発点になるといえます。夫は妻の喜びを自分の喜びとし、妻も夫の悲しみを自分わ悲しみとします。そうした思いやりのこころが土台となって、親と子の日常のコミュニケーションがつくりあげられるのです。
親は子の喜びや悲しみを、自分の喜びや悲しみとし、子どもも親に対して同じ心の営みをもつことで、子どもの人間性の核が形成されるのです。したがって、夫婦や親子の関係こそ、人間教育の根っこに位置づけられるものだといえます。家庭は最も小さな社会であり、お互いを育てていく人間塾とも捉えられます。つまり、家族は家庭という小集団の構成員であり、おのおのが成長過程で人間性を育ててくれる仲間であり、先生だといえます。
第二部 心身開発トレーニング
?ストレッチ ?ボイストレーニング ?朗読
今期より、”朗読”を新たに取りいれて開始しました。
円座になって、朗読トレーニングを行っている様子。