1/9(日)スコーレ・マスターズ特別オンライン学習会を開催しました。参加者は37名、スコーレ協会から永池会長を特別にお招きし、『高い志をもつ』 をテーマにご講話をいただきました。

『講談を生業としていた父親の影響で、私は小学校に上がる前から講談本に親しみ、昔の偉人達の話を読み自分も将来こうなりたいと考えていた。悪い興行師に騙され家は貧乏だったが、両親が無理をして私を東京の大学に行かせてくれ、そこで自分が師匠と仰ぐ人との大きな出会いがあり、人間の生き方、倫理の世界にひかれ、これがスコーレの素地となった。
 スコーレ協会を起こそうとした頃、高校に行っている受験生が父親を殺すという恐ろしい出来事があった。息子が父親を殺すなんてかつて日本では考えることもできなかった。これは大変だと思い、家庭教育をしっかりして日本の家庭を良くしなければと思った。
 そんな思いで取り組んでいた時に巨人軍の川上監督との出会いがあり、「先生は自分の会を持つべきです。私も応援します」と言われ家に帰って妻に相談したら妻も応援してくれた。
 川上さんに「自分の会を持つべきです」と言われた話をある社長にしたら、「自分の会を持つにはスポンサーが必要です。私が最初のスポンサーになりましょう」と大枚を寄付してくれた。そんなに親しくしていた人でもなかったので驚いたが、その時「これは神が自分にこの仕事をさせようとしているのだ」と感じた。
 幸い「永池が自分で会を創るなら応援しよう」という人達が出てきて、スコーレという言葉を知り、また「日本は国際的に役に立つ国になるべきだ」という考えで『国際スコーレ協会』という名称で会を始めた。1980年7月のことだった。その後、公益社団法人としても認められ、いい人たちの出会いにも恵まれ、会は現在に至っている。
 これからのスコーレ協会は日本の家庭教育と生涯教育のために、さらに役立つ会として進んでいきたいと考えている。』

 約40年前、日本の家庭を良くするには、自分で会を創り世の中に広めていくのが自分に課せられた使命だと決意されたことに深い感銘を受けました。会長のご講話拝聴後、質疑応答をかわし2022年の冒頭にあたり有意義な時間を過ごしました。

  (執筆担当 大島尚)

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